国内には2つしかない「スパイラルスライド」は、高さ6mの白い円筒から螺旋状にすべり降りて楽しむ、ちょっと変わったすべり台。 小豆島の爽やかな風と、丘の上から見下ろす美しい景色は、子どもたちにとって、きっと忘れられない体験になるでしょう。 存在感のある白と青のコントラストでオリーブ畑の中にそびえ立つその姿は、オリーブの丘の新しいシンボルとなっています。
曲線のみで作られ、空間と不思議な調和をしている「プレイ スカルプチュア」は、登ったり、またがったり、寝そべったり、歩いたりして遊べる自由度の高い遊具彫刻です。 筒状のパイプをなだらかな波のような形でリング状にしたこの独特なフォルムは、子どもたちの想像力を刺激してくれるでしょう。
「プレイキューブ」は、立方体の集合で構成されていて、「プレイスカルプチュア」とは対照的な遊具彫刻です。登ったり、腰掛けたり、ジャンプしたりと、子どもたちが自分に合った高さで遊ぶ姿に、日々の成長を感じられるのではないでしょうか。
青と緑のポップな色使いのブロックに、オリーブやミモザの木が葉影を落とす様子は四季折々で新鮮な美しさを見せてくれます。
和泉氏は、1964年にイサム・ノグチと出会い、以後ノグチ氏の没年までの25年間、石彫制作に協力し続け、現在は公益財団法人イサム・ノグチ日本財団の理事長を務められています。財団の目的は、ノグチ氏の遺した作品を永く保存し、慈善や教育に役立てることです。故に彼の作品は、商業目的での使用ができず、民間での設置は、基本的にはなされていませんでした。
しかし、「イサム・ノグチの歴史や考えが、小豆島のオリーブと重なった時に新たな風景がそこに見えるのではないか」との共感を頂き、小豆島オリーブ園では、民間企業でありながらも「遊具彫刻」の設置が実現しました。